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下顎前突オペ後の愁訴
2010年11月5日(金)17:43:49相談者:東京都S病院オペ後 【東京都】 男性 30歳
2006年12月 都内S大学病院受診。
 →診断結果:下顎前突+正中線右に0.5歯分ズレ。
治療要件:受け口+正中線ズレの改善。
治療方針:左右矢状分割術+後退距離左を長く(つまり回転)
2007年07月 術前矯正開始。
2010年06月 オペ(吸収性プレート使用)。
2010年07月 セファロにてプレート剥離発覚。
2010年08月 再オペ(チタン製プレート使用)。
2010年09月 後戻り+正中線右に0.5歯分ズレ発覚。
2010年10月 CT撮影、口腔外科、矯正科でカンファレンス。
2010年11月 今後の治療方針説明を受ける。
 →「オペによって動脈位置が変化し、保険適用では動脈位置特定不可。多量出血のリスクから再オペ出来ず。後戻り+正中線ズレは長期矯正により妥協点を見出す。」
【相談内容】
私からすると口腔外科が、オペ結果が想定外だったために、さじを投げたという印象を受けます。
術前矯正に3年費やし、さらにゴールの見えない長期矯正を行うことには耐えられません。(私は現在30歳)
S大学病院が出した結論以外で、後戻り+正中線のズレ改善を保険適用で行える手段、手順があれば、ご教示下さい。
(保険適用外だとしても2NDオピニオンが有効であれば、それについてご教示下さい。)

Re:下顎前突オペ後の愁訴
2010年11月6日(土)19:16:34回答者:菊地晶 きくち歯科医院
下顎前突症を保険適応で治療するには、相当の治療内容の制限がありますので、再手術に際しても、再度のCT撮影が困難である事は致し方ないと思います。後戻りは、手術に間違いがあったわけではなく、その後の保定がうまくいかなかったのではないかと思います。今後の長期にわたる矯正処置に、大変ご不安なのはよくわかりますので、もし、セカンドオピニオンを求められるとすれば、やはり、口腔外科と矯正科と連携している大学病院、もしくは、公立病院の口腔外科を受診されることをお勧めします。

Re:下顎前突オペ後の愁訴
2010年11月6日(土)19:17:47返信者:匿名
この返信は相談ではなく、私の決意になり、このHPの本意から逸脱します。申し訳ありません。

私の決意としては、最も私の損益を軽減するためには、現在治療を行っている都内S大学病院の教授陣に対してクレームを訴え続ける、ということです。

元の相談内容から。。。
・2NDオピニオン
・訴訟
について調べたところ、患者側が不利であることがよくわかりました。
そして、私の要求を整理すると、
・2NDOPによる都内S大学病院の治療の正誤評価
・訴訟に勝訴したとしての対価
を求めているのではありません!!
私が望むのは、単純に、初診当初の要件、
・受け口改善
・正中線ズレ改善
です!!
私の担当医は、教授陣とのカンファレンスの結果、“手詰まり”ととれる説明をしてきました。
その結果、私は“泣き寝入り”を強いられたも同然です。
ですが、口腔、歯科専門の大学病院の教授陣が本気になれば、解決策を提示できないわけがない、と私は推測しています。
つまり、私の症状は教授陣から“なめられている(軽視されている)”と捉えます。

2NDオピニオンや訴訟をしたところで、私の要件が充足されないことは明白です。

なので、都内S大学病院の教授陣に対して、もっとクレーム(愁訴)を行うことにより、私の現状の問題点を打破することが最良ではないか、という決意に至りました。

(補足)
私は、大学病院の教授陣が、無責任だと決め付けているわけではありません。
現に医療の研究において、教授陣が主導し、成果を上げていることは事実です。
ただ、患者の訴え→担当医の報告→教授が治療方針を決裁。
という大学病院の体制では、患者の訴えが正確に教授陣に伝わらず、治療方針も患者が望むものと乖離することは事実です。

。。。とにかく転院したくても、今さらできず、はっきり言って私は、都内大田区S大学歯科病院の口腔外科、矯正科の教授陣には相当、不快感がありますね。。。

Re:下顎前突オペ後の愁訴
2010年11月6日(土)19:18:54返信者:匿名
菊池様 ご回答ありがとうございました。
>手術に間違いがあったわけではなく、その後の保定がうまくいかなかったのではないかと思います。

確かにそうですね。

術直後はシーネにより正中線も合っていましたし、下の歯も上の歯より内側に収まっていました。

入院中に、担当医でない上席の医師から、
「退院後には、おそらく正中線がズレてくるから、入院期間を2週間→1ヶ月に延長し、病院が保定を専門的に完全管理する方法もあるので、検討してください。」
とは、言われました。

そのとき私は、入院中に急にそんな話をされても、仕事を調整して入院しているのに、簡単に入院期間を延長できるわけがないでしょ、と心の内で思って、断りました。

また、そのような説明は、担当医からは一切ありませんでした。(当然、教授陣からもありません。)

今、考えるとその上席の医師の見識が、的確であったと思います。

口腔外科の担当医から、もはやオペできないとの説明を受けるまでは、
私は、何回でもオペが可能なのだと軽く考えていました。

口腔外科も矯正科も、「術後の保定が悪かったのが原因です。」とは一切説明してきていません。
双方、自分たちの非を認めたくないようですね。

今から自費(保険適用外)にすれば、
・正中線のずれ
・後戻り
を治療するオペは可能なのでしょうか。。。

Re:下顎前突オペ後の愁訴
2010年11月6日(土)19:21:23回答者:菊地晶 きくち歯科医院
 お気持ち、お察しいたします。長い間の苦悩、いかほどか私も胸が痛みます。このサイトで私ができる事、医学的知識や経験だけでは、あなたの苦悩を解決するアドバイスをする事は無理でしょう。ただ、あなたのおっしゃる、S大学の教授陣にクレームを訴え続けることが、本当の解決策になるのか、今一度、考えてはいただけないでしょうか。
ただ、納得されてない事はよくわかりますので、再度、説明を求める事は必要だと思います。私見を述べさせていただければ、治療としては最善を尽くしたと思います。ただし、どうしても、後戻りをさせてしまう、何か、解剖学的なというか、生理学的な現象が起きてしまい、このような結果を招いてしまったのだと思います。入院を伸ばすことは、社会人として困難なことはよくわかりますが、保定をもう少し延長していれば、もしや後戻りはしなかったのかもしれません。S大学の先生方も、想定外の現象に困惑され、悩まれたと思います。現場にいなかった私が、軽口をたたいてはいけませんが、結果、外科矯正を諦めたことには、もっと大きな理由があるのかもしれませんし、苦渋の選択であったと思います。私は、是非、どちらかの歯科口腔外科を受診されることをお勧めします。そこで、あなたを納得させる説明があって、治療に対して前向きに考えられるとができる先生が見つかる事を願っております。 

Re:下顎前突オペ後の愁訴
2010年11月6日(土)22:58:29返信者:匿名
菊池様 ありがとうございます。

本日、担当医の上席の医師に電話で相談しました。
私の認識が間違っていました。

今回の説明は、

@私の下顎前突オペは、水平方向の回転を施す。
 この場合、術後の後戻りや、筋肉の引っ張りにより、左右の歪みが出るケースは、多い。
そのため、今回のオペは当初から難易度が高い、ということを教授陣も認識していた。

Aそのため、長期に保定期間を確保していたとしても、シーネなどをとった瞬間から、後戻りや筋肉の引っ張りは起こっていた、と思われる。

Bたとえ自費でCTなどを駆使して再度オペを行ったとしても、多量出血や神経の損失のリスクが高い。
後戻りする可能性も否定できないため、オペはメリットよりもデメリットの方が大きい。

C教授陣から直接説明を受けることもできるので遠慮なく申し出てほしい

とのことでした。

私の不満は消えませんが、今後は教授陣に、
・セカンドオピニオンを考えている
・矯正でどこまで、後戻り、左右の歪みを解消できるのか
・オペなどの内部からでなく、筋肉に対して外部からアプローチできないのか
など相談しようと思います。
教授陣に不満を述べつづけることは、考え直します。
ただ、私が結果に満足していない、という認識を教授陣に持ってもらうことは、必要だと思います。

とても良い情報をいただき、ありがとうございました。




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