前歯が4歯義歯であるといろいろとご不自由があるかと思います。
なぜ、抜歯になったのかということですが、 これは、その時のレントゲン等を含めた状況が分からないので、 お答えするのはできません。
抜歯したということは、それなりの理由があったのだと思います。 例えば、 歯周病が進行していたとか 虫歯が深く、残すことができなかったとか 大丈夫と思っていた歯も根にヒビが入っていたとか なにも理由がなく、健康な歯を抜歯することはあり得ませんので、 なにかの理由があったと思います。
どうしてもその理由が知りたい場合には、ご心配せずに抜歯を行った担当医に聞いてみることが一番です。 カルテの保存義務は5年ですので、必ず抜歯した時のカルテは残っています。 保険診療の場合、抜歯等の治療行為を行った場合、かならず病名をつけることが必要ですので、その当時のカルテを見れば、 必ず抜歯した病名が書いてあります。 また、カルテの中には、その時の詳細な状況も記載してある可能性もあります。
答えにならずにすみませんが、抜歯時の状況がまったく分からない状態で抜歯の理由を推測することはできませんの、事実は担当医しか分かりません。
また、確かにブリッジはさまざまな欠点がありますので、 義歯もしくは、インプラントという選択の方が良いことの方が多いのです。 現在4歯欠損ということは、ブリッジにする場合最低でも欠損歯を同数の土台となる歯が必要です。 つまり、欠損の左右2歯づつの合計4歯は最低でも削ることが必要です。 削った歯は元に戻ることはありませんので、できるかぎり削らない治療を選択することがその後を影響を最小限にできます。
現在、義歯に違和感があったりする場合には、インプラントの方が良いでしょう。
ただし、インプラント治療の場合、保険が適応されませんので、 どれくらいの治療費がかかるかをあらかじめ聞いておくことが大切です。
また、抜歯した後ではありますが、治療を行う際には、十分ご理解された上で治療を開始することが大切です。
今後治療を受けられる場合には、そうした点も考慮にいれ、歯科医院を受診されて下さい。 また、治療前に治療方法の選択肢、利点欠点、治療期間、治療費、保証…といったことが書いてある治療計画書をもらうことも必要です。 診断名や治療内容について書面に残るものをもらっておくことで、 納得して治療も受けられますし、後で疑問が残ることもないでしょう。
担当医にご遠慮せず、治療計画書がほしい と相談すれば、 必ずもらえます。
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