セラミックか保険適応の被せ物を行うかの選択基準として、 基本的には、色(審美的)の問題です。 金属の色が嫌であれば、セラミック等が良いと思います。
費用の点については、確かに若干高めではありますが、 自費診療の場合、費用の設定は医院が独自に決めるものです。
また、奥歯と前歯の費用の違いですが、ほとんどの歯科医院では、 奥歯でも前歯でも同じです。 部位により費用を変えている医院はありますが、基本的に作製するコストはほぼ同じですので、治療費もそれに合わせたかたちになります。
また、金属の歯を使用していると静電気が起るとのことですが、 これは事実です。 この静電気を『ガルバニー電流』と言います。 異種金属が同一口腔内に存在するとき、唾液等の組織液が電解質となり電位差の発生が起電力が生じ、電流が流れることです。 これが、疼痛・違和感・金属の味を生む事があります。 アルミホイルを噛んだりすると嫌な感じや変な味がするのはこの為です。
しかし、『ガルバニー電流』自体が絶対に悪いということではありません。
また、一般的にセラミック自体も内部は、金属でできています。 金属アレルギーや金属をまったく使用しない材質であれば、 『オールセラミック』という材質もあります。
また、現在しみている歯がこの『ガルバニー電流』によるものかどうかは、このご質問の内容から確定することは無理ですが、 知覚過敏や虫歯等しみる原因は他にもありますので、 まずは、そうした検査を行うことが第一であると考えられます。
治療費を含め再度担当医と十分お話しあってみて下さい。
最終的には、治療内容を十分ご理解した上で決定することが重要です。
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